握手とビジネスの相関関係

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田端さんの新著に関する現代ビジネスのインタビュー記事

人を動かすのに握手が有効である。という話があり、ハッとした。

ひふみ投信の藤野さんはセミナー後に出口で挨拶をするようになったら、セミナー後の口座開設率が上がったという。

思い返してみると、大御所ビジネスマンは会食後ににこやかに握手して去って行く方が多い気がする。言語化しにくいのですが、握手というのは誠意が伝わる気がするんですよね。

握手

少なくとも目上の方から握手を求められた場合、「この人、俺を駒だと思ってるな。使えなくなったらポイ捨てだろうな」「キャッシュカウだと思ってるんだろうな」とかは思えないんですよね。逆に、大御所ビジネスマンでも若手を自分が利益を得るための駒としか思っていないんだろうなという人は伝わります。彼らは人間関係を構築しようとか思ってないですから。

大御所の握手には「なにとぞ!何卒!」感があります。「なにとぞ」感はけっこう重要だと思います。ああ、こんな大御所でも僕のような栽培マンになんて腰が低いんだ。何かあれば力になりたい。と思うようになるんです。

そういった意味では「握手」はささやかな大人の人心掌握術といえるのかもしれません。握手しておけば相手を味方に引き込むことができる。ほんの些細なことですが、そうした積み重ねが大きな差となります。握手した人を裏切るのは気が引けますし、勝手に仲間だと思ってしまうのかもしれない。

僕はシャイでクールなので握手を求めるとかできないんですが、人の上に立つ人はそういうことも厭わずやるのでしょう。

ツイートして数万人のフォロワーに呼びかけるよりも、目の前の人との握手。そこにこそ、人を動かす本質がある気がしました。

少し、身の振り方を考えさせられました。

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