色のあるビジネスマンvs無色透明なビジネスマン

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スタートアップという非常に狭い世界ですが、自分が直接的に知っている人、間接的に知っている人の行動をソーシャルメディアの目にすると「色のある人」「色のない人」に分かれるなと感じます。

投資関連の仕事をしていてしばしば起業家側からこんなコメントを聞くことがあります。

あまり色がついているように見られたくない。

これは色のあるVCからの出資は受けたくないという反語のようなもの。色のあるVCの代表例がIVPで、僕世代前後の起業家は「IVPに投資されると良くも悪くもIVPのおもちゃにされそうだ」とコメントしていた人も数人いました。IVSというイベントの影響力が強すぎることもあるがゆえにそう感じる起業家もいるということでしょう。

同様に通信キャリアからの出資もです。KDDIから出資を受けるとアプリサービスであればドコモとソフトバンクの提供に支障が出る可能性が出ます。

ファイナンスの話以外ではよく見かける起業家同士のいちゃいちゃFacebook写真投稿です。会食の写真をいちいち載せないでいいだろ派の僕としては、投稿する人たちは「こんなイケテル人たちと仲がいい俺もイケテルだろ!オラオラ!」というのが透けて見えてなんだかなと。そういう人たちは「この人と仲いいですよ」とご親切に可視化してくれてるんです。本人たちは楽しいからやっているだけなんでしょうが。

こうした色があるビジネスマンはそれはそれでアリかと思います。自社以外に強力な起業家仲間が何人もいる。それはそれで良いでしょう。

しかし、強力すぎる「色」を毛嫌いする人もおり、色が強すぎる人は人を遠ざけている恐れもあります。ビジネスの成功を第一に求めるのであれば、無色透明で極力多くの人とフラットに付き合う方が、得なのかもしれません。

実際にANRIと仲良いけど僕とも仲が良いという人もチラホラいます。ビジネスマンとしてのバランスとはそういうことだと思うのです。

僕自身は「敵を作るのが上手い」と称されることもあるほどで、好き嫌いがハッキリした色しかない人間です。今はまだ丸くなりましたが、昔はグレーゾーンを一切許容せず、白か黒かしか辞書にありませんでした。

結論としては人間は感情があるので、結局何かしらの色のあるビジネスマンが多いのでしょうが、無色透明でフラットな(そう見せかける、実際にそうあろうと努めている)ビジネスマンの方が多くの人を味方につけやすいし、最終的には生き残りやすいのではないかと思います。

業界でも僕と付き合ってくれる方の一部は無色透明型で幅広くビジネスとして付き合おうという方もいますし、一方でガン無視な方もいます。僕のような好みがハッキリ分かれそう(自己分析では2:5:3=好き:どうでもいい:嫌い)なビジネスマンでも「いやあ、あいつは実はいいやつなんだよ」と飲みの席でUmeki批判が繰り広げられる中で周りに流されずに擁護できるような方が、結局はバランス感覚が良くて生き残るんだろうなと。(擁護してくれと言っているわけではなく、自分にとってわかりやすい例だったので)

ということで日頃オフラインでのUmeki批判を擁護してくださっている方々、ありがとうございます。僕自身は色のあるビジネスマンであることに疑いの余地はありませんが、無色透明であることがビジネスマンとしての大人なのかなとも思います。そう考えると、ビジネスマンでも利益より感情優先なお子様が案外多いですよね。

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内容の参考:スタートアップ起業家の家賃に迫る

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