書いてくれとは言わないでくれ

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最近、数少ない書き手仲間とこんなことを話していました。

知人「見知らぬ人から書いてくれってメッセージが来るんですが、どうやって対応していますか?」
梅木「aboutページのurlを貼付けて、に調達リリース以外は依頼されても書かないと記載してますとレスしますね」

オンラインだと毅然とした対応を取れるわけですが、オフラインではそうもいきません。僕はオフラインではおちゃらけモードを演じていますから。

誰か「ぜひ書いて下さい!」
梅木「そ、そうですね…w」(何とも言えない居心地の悪さ)

とあるメディアの元編集長はこうも言っていました。

「なんでお前のサービスを持ち上げなきゃならんのだ」

そうなんです。なんで頼まれてサービスを持ち上げる記事を書かなきゃならんのでしょうか。実際書かなくていいわけですが、そういった圧力に我々書き手は晒されます。そんなことを親しい人に打ち明けたら「それがメディアの宿命だと思いますよ」と一蹴された。

とはいえ「書かないで下さい!」とか無関心なのもそれはそれで悲しい。

僕も事業者側としてメディアへのアプローチを考えたこともあるのですが、事業者とメディアの関係って難しいです。僕は馴れ合いメディアにはなりたくないので必要以上に仲良くしませんが、何か記事を書く際の引き出しは増やしておきたい。特に雑誌とかは企画ありきでキャスティングするので、そういう際にすごく助かる。

書き手の心を掴める人ってすごいよなあ。

書いてくれとは言わないでくれ。

これは多くの書き手の声を代弁した台詞ではないかと思っている。

書き手の皆さん、書いてくれと多くのイケテナイ依頼と圧力を毎日受けることは本望ですか?

書き手の皆さんの意見をぜひ聞かせて下さい。

そして会ったこともないのに挨拶もなく無神経に我々書き手にリリースを送ってくる人々は反省して下さい。

こういう主張を定期的にしているお陰で僕のところにはその手のメッセージはだいぶこなくなりました。

書きたいときは、書かせて下さいって自分から言うからさ。

*注:オウンドメディアのようなクライアントワークで書いてくれって依頼される分には全然ウェルカムなのですが、The Startupのような独立メディアの上で書いてくれって言われるのが本望じゃないということです。書くことに対する全ての依頼に対して思っていることではないので、補足までに。

ここの情報は欲しいなーという方とは定期的にコミュニケーションを取るように心掛けています。いきなり書いてくれ!とメッセージを送るのではなく、まずは関係構築から入るのが書き手との付き合い方の定石ではないでしょうか?

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