会話が生まれて恋が始まりそうな本屋「下北沢B&B」に東京編集キュレーターズのイベントで行ってきた

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学生の頃にこんな妄想したこと、絶対にありましたよね。

人が少ない学校の図書館。

選んだ本を手に取ろうとすると…

「あっ!」

同じ本を手に取ろうとした人と、手が触れ合う。

驚いて顔を見合わせる。

そこから二人は恋に落ちる。

下北沢B&Bは

そんな映画と妄想の中にしかないような出来事が

起こりえてもおかしくない本屋だ。

注1:「図書館 手が触れ合う」で検索したら、いい感じの画像が上記しかありませんでした。greenzから引用。

注2:イベント時の方が出会いがある確率は高いでしょう

今までも何度もB&Bでのイベントをソーシャルメディア上で見かけ、興味はあったけど、昨日はじめて行ってきました。空間的なインパクトとしては、よく利用している代官山蔦屋書店や、入居しているコワーキングスペースのco-baと同等か、それ以上の可能性を感じました。

コミュニティメディア型本屋:B&B

B&BはBook&Beerの略称で、2012年7月にできた下北沢の本屋さんです。 コンセプトはこちらを見て頂ければ理解できるでしょうが、イベントを毎晩のように開催していることもあり、コミュニティメディアとしての機能を果たしている。常連を多数抱えるBARのような本屋、フラッと行っても店員とコミュニケーションを楽しめ、その場に居る他の人とも会話が生まれるような空間。そう思えた。

おそらくオープンしてまだ3ヶ月くらいということもあり、このタイミングでイベントに来場するような人はかなり感度が高いと思われる。実際にイベントの後に名刺交換した人はほぼ何かしら近しい業界や近しいことを考えていたりする人が多く、ソーシャルで著名な人でも普通にシレっと参加者で聴講していたりする。

本自体のセレクトは松丸本舗っぽい雑多な切り口を感じましたが、セレクトというよりも本屋という空間の拡大解釈が面白いと思いました。本屋をベースにイベントで色を付けコミュニティメディア化している。B&Bは有料オンラインサロンのリアル版といえるモデルではないか?というご指摘もありました。

ということで非常に刺激的な空間の本屋でした。是非イベント時に一度足を運んでみることをお勧めします。

東京編集キュレーターズ:文脈を編む必要性を感じた

東京編集キュレーターズというイベントに参加してました。イベントはここ最近は主催ばかりなので参加者側は久しぶり。たまに私の記事をtweetしていただける田端さん目当てと、手頃な価格が決め手での参加です。

編集コンペとはNAVRまとめのコンペで、私はNAVARまとめよりはブログ派なので、コンペは多分でないでしょうが、豪華ゲストもいらっしゃっての濃いメディア論を2時間に渡りお聞きすることができました。

intelyっぽくてあれですが、イベントの「学び」を下記に列挙。

■文脈系
・文脈を読んだ上で編まれたコンテンツは時にとても強い
・略称は時に文脈となる=いい意味での内輪感(例:CA女子)

「文脈」はコミュニティメディアの代名詞ともいえるであろう。

■タイトル系
・記事タイトルに否定文を使うと微妙である
・断定/命令/疑問文がタイトルに使われることが多い
・タイトルに騙されても良かったと思えるオチを用意する

詐欺と言われない程度にキャッチーなタイトルを考える。

■ルックス系
・読まれる状況を想定し分量を考える。スマホなら400字程度もアリ
・文章は視覚で読まれる

■本質論系
・アマチュアはホームビデオ、プロは読者が読みたいことを圧縮する
・作者が頑張ったかどうかは読者には関係ない:捨てるドライさも必要
・制約が企画の質を上げる

まだ全てを咀嚼できていませんが、そのうち東京編集キュレーターズのサイトにイベントレポートがupされるでしょう。イベントレポートとかは実はコミュニティメディア化に対してとても重要な施策だと思うのです。

とりあえずメディアや次世代本屋に興味ある人は一回行ってみるといい。

下北沢Book&Beer

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