最近、時間が有り余っていることもあり、アートについて学ぶ機会が増えました。
秀逸なアート漫画ギャラリーフェイクを自分のサロンで教えていただいてから、ようやく先日全巻読み終え、アート関連のビジネス書も何冊か読みました。
ギャラリーフェイクはエンタメ作品として楽しめつつ、アート関連の知識も身につくので大変オススメです。1巻から読んでみたら、全部読みたくなってしまうことでしょう。
美術館にふらっと行ったり、アートフェア東京で気になったギャラリーに足を運んでアートを買ったりしました。
わーい。新しいアートが部屋にやってきた♬ pic.twitter.com/njywWyFiL0
— 梅木雄平@Mr.サブスクリプション (@umekida) 2019年4月22日
これですね。こちらは、銀座の老舗ギャラリーためなが所属アーティストである吉川民人さんという方の「冬の朝」という作品です。
今現在の私は昔のアートというよりかは抽象的な現代アートが好きで、1年前は下記の作品をアルフレックスで買っていますが、後述しますがインテリアショップで買うアートは投資価値というかセカンダリーマーケットで売れる代物ではなさそうです。あくまでインテリア。ということだそうで。。知らなかった…
うちに新しいアートきた。 pic.twitter.com/bLOfMBQQia
— 梅木雄平@Mr.サブスクリプション (@umekida) 2018年4月27日
ということで、私はアートに関してはど素人、かつ絵が下手で美術の成績が一番悪かった気がします。しかし、綺麗なものが好きだったり、アートを通して思考のきっかけが生まれる気がして、特に最近は本能的に欲しています。
これは自分の言葉なのか、どこかの本で読んだのか忘れましたが、起業家はゼロイチの仕事なので着眼点や発想力の尊さを知っている。ゆえに、無意識的にアートにそのヒントを求める傾向があり、エグゼクティブ層ほどアートにハマる人が多いのではないか。
実際に最近読んだ「1億円を貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」という本でも、ミリオネアの80%が定期的に美術館に足を運ぶと回答したというデータがありました。その背景には富裕層は時間が余っていることもあるでしょうが、アートから得られる閃きを大切にしているとも言えそう。
私の趣味や、富裕層がアートに興味を持つ背景の話を前置きとしてしましたが、本題はタイトルにある通り「投資としてのアートの、スタートアップ市場に喩えた解説」です。
最近発売されたようですが、「教養としてのアート 投資としてのアート」この本が素晴らしくて自分には刺さりまくりました。
タイトルでは「教養」と「投資」が並列していますが、特に投資としてのアートについてこれほど体系だった本は読んだことがありません。本書の投資としてのアートの側面を、本稿でスタートアップ市場に喩えて解説します。
本書の中でも「アート投資とスタートアップ投資は似ている」的なニュアンスの話があった気がしますし、スタートアップの経営者の中でアートへの関心が高まっているという指摘もありました。実際に私も聞いた話としては、アートバーゼルに起業家何人かで遊びに行って絵を買ってくる人たちもいるようです。
☆対象読者層
アートおよび投資としてのアート市場に関心のある初心者
中級者以上にとっては既知の内容も多いと思われる(ので私をバカにしないで…)
☆読了後に得られるもの
アート市場の大雑把な相場観と、多少のスタートアップネタの喩えの笑い
☆字数と目安読了時間
8,300文字、5分程度
プライマリーマーケットとセカンダリーマーケット
まずは広義でのマーケットの話。
アートを購入する方法は「ギャラリー販売」と「オークション」の二つが主で、前者を「プライマリーマーケット」後者を「セカンダリーマーケット」と呼びます。
平たくいうと、ギャラリー販売はIPOのようなものと言えます。
セカンダリーはスタートアップでいえば株式市場となりますが、異なる点は1つの作品に対して欲しい人が何人でもいて価格を競うというオークション形式であるということ。
株式市場では流動比率がそれなりにあれば、それなりに皆自由に株を買えますが、アートは1点ものが多いのでそうはいかない。
オークション形式により、人気アーティストの作品の価値がぐんぐん上がっていきます。逆に、ギャラリーで買っても知名度のないアーティストだとセカンダリーマーケットが形成されておらず、オークションに出しても全く売れない可能性が高い。
プライマリーマーケットでIPOと異なるのは、セカンダリーマーケットが形成されている作家の作品は、プライマリーでの価格が上がるということ。強引にスタートアップで例えると、GMOの価値がセカンダリーで上がることにより、GMOの子会社上場も人気になる。みたいな話でしょうか。喩えとしてあまり上手くないかも。
オークションを実施する事業者を「オークションハウス」と呼び、その権威がサザビーズやクリスティーズというプレイヤーです。サザビーズはアート素人でも聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
強引に例えようとすると、サザビーズやクリスティーズはNASDAQという感じで、国内のオークションハウスだとマザーズということになりますが、その格差はNASDAQとマザーズの比ではない気がします。
VCよりも重要な所属ギャラリーの存在
アーティストの場合、作品販売で生計を立てるプロと、会社員と兼業などのアマチュアがいます。プロの場合、ギャラリーとの契約作家になり、時には専属でそのギャラリー経由でのみ作品を販売します。販売時のギャラリーとアーティストの取り分は1:1が多いと紹介されていました。
ここでいうギャラリーはスタートアップ市場に喩えるとVCとも言えます。著名ギャラリーの契約作家は人気化しやすく、スタートアップの世界でも「GCP銘柄」や「BDV銘柄」という見られ方はゼロではないというのが実態です。
ちなみに、「教養としてのアート 投資としてのアート」の著者の方はタグボートという現代アート販売のサイトを運営されています。有楽町阪急メンズ館にもギャラリーがあるらしいものの、オンライン販売が中心のようです。そして、その中で若手作家と契約して積極的なプロモーションもされています。
タグボートはスタートアップで喩えると、シードやアーリーステージのインキュベーターであり、サムライインキュベートのようなものかもしれません。藝大の学生を所属させて、売り出しているあたり、学生に起業させるプレイと似ています。
多くの若手作家を抱え、そこから注力作家を決めて売り出していく際は、もっとガッツリやっていくであろうことから、サムライよりもインキュベイトファンド的な持ち株比率が高まるプレイに移行するイメージです。
スタートアップは稀にVCから調達せずにIPOに至る場合がありますが、アーティストの場合はそれはほとんどなく、大抵ギャラリーと契約しているように思えました。
ちなみに、本書によると権威あるギャラリーは下記の通り。
1位.ガゴシアン・ギャラリー(年間売上1,000億円超え):村上隆所属
2位.デイヴィット・ツヴィルナー:草間彌生所属
ハウザー&ワース
ペース・ギャラリー:teamlab取り扱い
ホワイト・キューブ
ペロタン
この辺が国内VCでいうと、BDV、GCP、JAFCOみたいな位置付けです。VCと異なるのは、トップギャラリー所属のアーティストの価格が下がらないと言われている点です。
VCの場合当然ポシャる案件もありますが、権威あるメガギャラリー所属という経歴により、価格が担保されるようですね。
IVSやSXSWより重要なアートフェアへの出展
スタートアップ業界ではピッチイベントで優勝して箔をつけることで、多くの投資家をおびき寄せる効果があります。国内でいえば、ICC、IVS、B Dash Campの3つが地方で行われるスタートアップピッチを含んだ大規模カンファレンスであり、メディアではTech Crunchもピッチイベントは実施しています。
スタートアップの場合、必ずしもこの手のピッチイベントで勝たなくとも、粛々と業績を伸ばしていけばIPOやM&Aに辿り付くことは可能です。
アート業界の場合、スタートアップ業界のイベントとは比較にならないくらい「アートフェア」への出展が重要そうです。
最も権威あるアートフェアはスイスの「アートバーゼル」、次いでロンドンの「フリーズアートフェア」、NYの「アーモリー・ショー」、パリの「FIAC」あたりが強いようです。
アジアは日本より中国市場の方が全然大きくて、アートバーゼル香港が上記のアートフェアに次いで権威があるそうです。「アートフェア東京」とかはおそらく市場でいうと「アンビシャス(札幌市場)」並のショボさと言えます。なのでアートフェア東京はあまり価値がないらしいです。
権威ある国際的なアートフェアへの出展は審査が厳しく、ゆえにその審査を通過したギャラリーやアーティストの作品は、投資価値を認められていると言っても過言ではないようです。
本書によると、一つのギャラリーでの取り扱いアーティストは20名程度で、そのうち1,2名の売れっ子が出てくればギャラリーとして食べていける。実際に価値が上がるアーティストは取り扱いの10%程度とあり、この確率論はスタートアップと非常に似た構造にあります。
国際アートフェアへの出展はアーティストの価値を高めることに繋がり、今後の新作のプライマリーマーケットでの販売価格や、オークションによるセカンダリーマーケットでの販売価格上昇に寄与するそうです。
アーティストのバリューアップサイクル
大雑把ですが、上記までの流れを見て整理しましょう。アーティストがバリューアップしていくサイクルはこんな感じです。
1.サムライ・インキュベート的なギャラリーに見出されて契約する
2.プライマリーマーケットで認められてより大きなギャラリーに移籍する
3.できれば国際的なアートフェアに出展する
4.人気が出るとセカンダリーマーケットが形成され、オークションでも売れるようになる
5.メジャーなギャラリーへ移籍する
6.サザビーズなどの権威あるオークションハウスでセカンダリーの価値が上がる
7.プライマリーでも価値が上がる
起業家と同様、アーティスト視点でのキャッシュインのタイミングは、現在のところは「プライマリーマーケットでの販売」のみです。スタートアップと異なるのは、セカンダリーの人気が出れば、プライマリーでの価格が上がるので、プライマリーでアーティストは恩恵を受けられるという点。
起業家の場合、プライマリーで人気が出ても、キャッシュインできるのはマザーズから東証一部に鞍替えする際に株式を売却する場合くらいです。
アーティストがバリューアップしたければ何が重要になるかというと、メジャーなギャラリーへの移籍です。そのためには、自らの作品のクオリティもそうですが、実際に買ってくれた顧客や業界からレピュテーションを高める必要がある気がします。
ここはスタートアップ業界でいうと、ウメキワークスでA判定と書かれると、大手ギャラリーに移籍しやすくなるかもしれないとか、かなり強引な喩えですがそういうことです。美術専門誌にそのアーティストを絶賛する記事が増えることで、マーケットでの評価が上がっていると見て、メジャーギャラリーから声がかかりやすくなる。
メジャーギャラリーに所属した後は、もちろん作品のクオリティも重要ですが、それ以上にメジャーギャラリーのプロモーション力でアーティストがバリューアップする流れがあるようです。これはスタートアップで喩えると、BDVが投資すればKDDIがM&Aしてくれるだろうという流れと同じです。
メジャーギャラリーもメジャーVCも、作品を買ってくれる良質な顧客を大勢抱えているという点は共通しそうです。
どういうアートに投資価値があるのか
アート市場のプレイヤーやサイクルに関しては、大まかではありますが上記まで把握できたと思います。
スタートアップにもエンジェル投資家がいますが、アート市場と比べるとインサイダーな世界で、良い案件に投資できる機会はアウトサイダーにはなかなかありません。
それと比べると、アート市場は万人に公平に開かれた市場ともいえます。少なくとも、スタートアップ市場よりは開かれている。なので、読者の皆さんなら誰でもアートを買って、そのアートが10年後に10倍になる可能性もあるのです。
しかし、本書でも言われていることですが、投資目的で買うよりかは、あくまで自分が好きな作品を鑑賞して楽しむことが主眼であり、投資価値がありそうな作品群の中から、自分の好みの作品を選ぶのが賢明です。
どういう作品を買えば良いのか。本書で読んだ内容を簡単に要約します。
本書では「第5章:買ってはいけないアート」という章で、「価値の上がる仕組みがないところで買ってはいけない」と指摘しています。
☆買うべき場所:ちゃんとしたギャラリー
実は私は自宅のインテリアはアルフレックスにコーディネートを依頼しているため、アルフレックスからの提案や展示しているアートを数作買っていました。
しかし、本書やギャラリーから聞いた話にによるとインテリアショップで買うアートは「インテリアアート」であり、投資価値としてはなかなか厳しいようです。ソファや椅子などのインテリアのほとんどは、リセール価値がゼロに近いのと同じように「インテリアート」にもリセール価値はないのでしょう。
実際にアートを売却する際には、販売元であるギャラリーかオークションの二択となりますが、由緒正しきギャラリーで購入した場合、そのギャラリーに売れば、作品によるでしょうがそこそこの価格で買い取ってもらえるそうです。物によっては、販売価格より高い価格での買取もあるとか。
由緒正しきギャラリーは、契約アーティストの作品を購入してきた顧客リストがあり、自社で扱うアーティストを販売する見込み客を持っています。リセールが成功する確率が高いので、それなりの価格で買い取れるというロジックなのでしょう。
なので、数年後、数十年後に買った作品を売れるギャラリーが扱うアーティストであれば、ただのゴミとなることは避けられそうです。
ギャラリー選びでは、買い戻しの資金力がありそう以外には、国際的なアートフェアに出展しているかとか、ギャラリーの格も見るべしと本書にはありました。
かなり労力がかかったのですが「アートバーゼル香港2018」に出展した日本のギャラリーをリンク付きでピックアップしたので、ギャラリー巡り時に参考になるだろうと思い、置いておきます。
☆アートバーゼル香港2018出展ギャラリー:20選
(出典:リンク)・MAHO KUBOTA GALLERY
・モリユウギャラリー
・blumandpoe
・ユミコチバアソシエイツ
・タカ・イシイギャラリー
・カイカイキキギャラリー
・小山登美夫ギャラリー
・ミヅマアートギャラリー
・無人島プロダクション
・Nanzuka
・Taro Nasu
・日動画廊
・オオタファインアーツ
・ペロタン
・SCAI The Bathhouse
・シュウゴアーツ
・GALLERY SIDE 2
・Take Ninagawa
・東京画廊 + BTAP
・山本現代
一言で言うと「セカンダリーマーケットがある、ないしは醸成できそうなギャラリー」から買うのが「アートの価値が上がる仕組み」のある買い方といえます。
☆買うべき作品
・アーティストを見ろ
スタートアップ投資でいう「経営者を見ろ」という話と同じです。ちなみに、「制作を継続しそうか、同じ作品ばかり作っていないか」も重要だそうです。
「同じ作品ばかり作る」は、強引に喩えると「しょぼいプロダクトで粘るくらいなら、ピボットする柔軟性がある人間性かどうか」ということ。
・今を感じさせない作品を買ってはいけない
スタートアップでいうと「市場タイミング」の話と似ています。2019年にガラケー向けサイトを作っていたらやばいです。その時代にマッチしたものが、アートの場合は美術史的観点でバリューアップに繋がるそうです。
・絶対的なオリジナリティを重視すべし
スタートアップの場合は必ずしもそうではありません。フォロワー企業がオペレーション力で伸びていく場合もあります。アートの場合、一目で「あの人の作品だ」とわかるアーティストは強いですよね。エミリオプッチの柄は一発で分かる。みたいな。
最近のアーティストだと、コンセプチュアル・アートと呼ばれる「概念の考え方を覆す」作品の価値が上がる傾向にあります。これもオリジナリティある発想にもとづいた話です。
第9章には「投資としてのアート購入の鉄則」という話があり、5章の「買ってはいけないアート」と内容的には近しいものがあるので、ここでつなげて一部を紹介。
・同じアーティストの作品ばかり買わない、ずっと同じギャラリーで作品を買わない
スタートアップでいうと、いくら家入一真が好きだからといって家入さんの投資先ばかりにフォローオンしてはいけない。ポートフォリオ論でいうと普通の話です。
・作家の代表作を買うべし
展覧会のメインビジュアルの作品が、一番自信がある作品である可能性も高く、そういう作品が良いそうです。たしかに、仮にそのアーティストが売れた後、初期に代表作を安価に手に入れて入れば、値上がりが期待できる。
・10年15年後の未来を予想して買うべし
アート投資は短期売買では確実に損するそうです。なので、投資と思わずに鑑賞して楽しめるモノを買い、仮に価値が上がっていればラッキーくらいのスタンスが良いのではないでしょうか。
しかし、適当に買えば価値が上がるかもしれないというのはアホで、価値が上がるアートは上述した「価値が上がる仕組み」に乗っていたり、ロジックがあるので、そのフレームワークを踏襲しておくことが大事です。
スタートアップでいうと、来るかわからないけどVRに張っておこうとか、2030年にはスマートグラスの時代が来ているはずだ!とか未来を想像した上で、その時期に評価される作品は何かを考えてアートを買おう。ということではないでしょうか。
長くなりましたが、以上です。非常に良い本だったので、オススメです。kindle版がなく、出るまで待とうかと思いましたが紙で買いました。結果、Kindle版を待たないで読んで大正解でしたね。
本書の中で「オンラインサロンを運営している」とあったので、入会してみました。主に新人アーティストに対する考え方などを発信されています。ご興味ある方はどうぞ。私もとりあえず会員になりました。
・現代アート 徹底研究(DMMオンラインサロン)
私はアート初心者ですが(強調)、アートについて語ろうよ!とか教えてあげるよ!というスタートアップ業界の人いたらぜひコンタクトください!
海外のギャラリー巡りとか、楽しそうですよね。英語苦手なんですが。。
ちなみに、冒頭で紹介した通り今回は吉川民人さんの作品を買いましたが、こちらのTOM Christopherさんの作品と悩みました。
他のアート情報としては
自分で閲覧するようにギャラリーやオークションハウスや美術館のみをフォローしたインスタアカウントを作ってみました。フォローリストとして便利だと思いますので、ご興味ある方はどうぞ。
・アート情報収集用:インスタ
最近IPOしたこともあり、久々にピンタレストを開いて、アート収集を楽しんでいます。私の趣味を覗きたい方はどうぞ。
・Pinterest:Yuhei Umeki
おまけに、最近読んだ他のアート本もご紹介。
すごく平易にざっくりと美術史がわかります。noteのピース・オブ・ケイクス社から。Amazon Kindle Unlimitedで読み放題です。
こちらはよりビジネス的なのですが、面白かったですね。アートがビジネスのヒントになる思考がたくさん紹介されています。
アート・アンド・ロジックという会社の方が著者ですが、アートのワークショップがあって、行ってみようか検討中です。
そして最後にこれは外せない。冒頭でも紹介したギャラリーフェイクです。まとめ買いして後悔ないと思います。島耕作が好きな人とかはハマりそう。私は島耕作はスピンオフ含めて全て読みました。
こちらは読み始めたばかりですが、オークションハウスのロジックを知るには面白そうな漫画です。Amazon Kindle Unlimitedにも入っているので、最初の方は読み放題で読めますね。
以上です。