最近、NewsPicksでメルカリ特集を実施しており、中々勉強になる記事が多いなと思って読んでいたところ、メルカリの謄本をたまたま見たサロンメンバーからタレコミがあり、「最近増資してますね」ということで、調べて見ました。
上記がメルカリの該当箇所の、株数と資本金の推移の引用です。
ざっくりかつ一部データが揃わず不完全でしたが、謄本の情報を元に資本政策を見て見ると下記の通りです。
クリックして指で広げれば拡大できます。
ぜひ、青セルの詳細がわかる方はメッセージでタレコミいただけると嬉しいですw
2017年中の上場観測がありましたが、2017年7月に種類株を普通株に転換したり、10月に株式分割を実施済で、12月に向けて準備していた痕跡が見受けられますね。2017年以降の細かい普通株は経営陣でしょうか。
各種メディアからは2018年6月上場説も聞こえてきたりします。
メルカリアッテの終了と上場準備は何かしらの関係がある説をサロンで唱えておきましたが、実はしれっと2週間前に約50億円の増資を実行していたとは!
約2年ぶりの大型調達となりますが、ポスト・バリュエーションは約2倍の2,519億円となりました。
IPOはいつかわかりませんが、IPO前の大型調達の事例でいうと、2014年9月にgumiがLINEから33億調達し、2014年12月にgumiが上場。LINEの持分は8.18%でした。ざっくり計算すると、最終ラウンドとなったこのラウンドはポスト・バリュエーション約400億円でした。
そしてgumiの公募時時価総額は945億円と、3ヶ月で株価が2.4倍となりました。
その後のgumiの株価の説明は割愛しますが、LINEは2017年1月に、保有株の一部(最大98万株、上場時持分は244.5万株)の売り出し希望を明言。
gumiの時価総額は400億を上回っていた時期は、上場後まだそんなに長くない。(要は2014年9月にgumiに出資したLINEは、2018年3月時点ではまだあまりキャピタルゲインを得れていなそうです)
メルカリは業績が安定しやすいモデルでしょうから、よほどの不祥事がない限りは、上場後に凄まじく株価が落ちることはない気もしますが、2018年3月の50億調達ラウンドによって、公募時時価総額は安くても3,000億円を切ることはなくなってくるのではないでしょうか。
4,000-5,000億円もあり得るレンジになってきていますね。
メルカリのスケールの大きい構想は好きなので、応援してます!