ICOとは?金稼ぎ能力だけでなくソーシャルキャピタル「も」評価される #bdash2017夏

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今最も旬なICOですが、B Dash Camp2017でのセッション「仮想通貨がもたらす信用経済 と新たなビジネス」のレポート+αをお届けします。

スピーカー(敬称略)
家入一真 Campfire
増島雅和 森・濱田松本法律事務所
小川晃平 VALU
佐藤航陽 メタップス
モデレーター
佐藤裕介 フリークアウト ・ホールディングス

ここ最近(2017年5-7月)はVCよりもICOでの資金調達の額が上回っているようです。セッション当初の増島氏の解説のスライドの一部とを下記に貼っておきますので、そちらを読んでいただけると。

栽培マンでもわかるICOの説明

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上記の中で株式とトークンの違いが「金稼ぎ」と「ソーシャルキャピタル」の違いと説明されているのが一番わかりやすかったです。

例えば、私のような実社会で(サイヤ人と比較して)大して評価されていない栽培マンでも、あいつ頑張って記事書いてるよね!という長年の蓄積によるソーシャルキャピタルが評価されるので、VALUでかなりの額(今のところは20BTC以上)の調達が実現したと思われます。

ICO(Token Sales)はデジタルトークンのグローバルなクラウドファンディング(購入型)という説明もわかりやすかったです。

各プレイヤーの評価経済社会に対する様々な見解

本日登場したばかりの、テックビューロが手がけるICOプラットフォームのCOMSAの紹介もありました。COMSAを使ってCampfireがICOする(かも)という話もあります。

CampfireはICOしてCampfire Tokenを出して下記のようなことをしたいそうです。

スクリーンショット 2017-08-03 15.27.19

レンディングとかもCampfireはやっていますが、家入さんって実はとても先端的で賢い方だということは、皆さんもっと認知されても良いかもしれません。家入さんはICOはNPOなどのソーシャルセクターと相性が良いはずと仰っていました。

続いてVALUの小川氏。現在VALUはローンチ2ヶ月経って、ここ最近はクリエイター系の人の参入が増えてきていて、「人の価値を発掘し、高める。」というミッションの実現に近づいてきているとのことです。「実業家」カテゴリーの人が今は一番多そうですが、本来的には想定していた使われ方ではなかったのかもしれませんね。聞き間違えじゃなければ、ユーザー数は5万人くらい?

そしてメタップスの佐藤氏。最近ティザーサイトをローンチしたタイムバンク。私も偏差値63でギリギリ発行者として通過しました。これはもういろんなところで説明される通り、発行者の時間を買える権利を買えるサービス。二次流通があるというのがポイント。

ブロックチェーンからではなく中国のギフティングサービスに着目して、サービスを構想したとのこと。企業より個人が評価される時代になっていってほしい。若者はシニアより時間を持っており、若者に有利な時代を作りたいという考えを佐藤さんは持っているようです。評価経済で評価される人が今後急増するという予測もされています。

家入さんは「未来の時間の証券化」にも関心を持っていました。

評価経済社会での主体者のマーケティングで注意すべき点

最後の方に増嶋氏から、VALUでの販売のマーケティングに「投資」とか「ICO」という言葉を使わない方が良い。トークンセールスというのが、適切な表現という話を聞き、私も「投資」「株」というのは、マーケティング上便利と感じていたので使ってしまっていた部分がありましたが、この点はVALUの発行者としても個人的にタメになりました。

ICOという言葉を使うのが適切かはアレですが、評価経済社会の本格的な到来は、私のようなアウトサイダーが評価されやすい時代な気がしているので、この辺はしっかり学習してキャッチアップしていきたいものです。梅木経済圏を構築していきたいですね。

最後に家入さんの話にあった「評価経済社会」という言葉だと、ちゃんとした人でいなければならないというニュアンスがあるが、ダメなやつでも助けてもらえるような社会を築きたいという話は、以前から一貫性のある主張で、ニュアンスの表現として、印象深く感じました。

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