フューチャーがマッチアラームを買収。東京カレンダーとのシナジーを追求

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2017年3月28日、フューチャーがオンライン・デーティングアプリ「マッチラウンジ」などを提供するマッチアラーム株式会社の全株式を取得し、100%子会社化すると発表した

フューチャーは子会社の東京カレンダーの集客力を活かし、マッチラウンジとのシナジーを追求する。

尚、本案件のバイサイド・アドバイザリーはTheStartupが務めた。マッチアラーム株式会社の買収前の株主構成経営陣以外ではサイバーエージェント・ベンチャーズがリードVCで、三菱UFJキャピタルも入っていた。。

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東カレWEBの運営を通して気づいたアッパー層の需要

2015年1月から筆者がプロデューサーを務める東京カレンダーWEBでは、様々な実験をしてきている。

その中で、2016年8月から12月にかけて集中的に展開してきた「東カレNIGHT」というイベントへの応募数が物凄く多く、応募者全員の動機ではないにせよ、「東京カレンダーWEBのターゲット層であるアッパー層の異性と知り合いたい」という需要を強く感じていた。日頃の記事でも「結婚ネタ」は非常に強く、東京カレンダー読者層の婚活への関心の高さもデータ上伺えていた。

アッパー層は日頃から出会いが多そうだが、そういう人ばかりとは限らない。アッパー層向けに良質な出会いを提供するサービスがあると良いのではないかと思った。

そんな中でデーティングアプリ市場を見回すと、東京カレンダーに一番近しいユーザー層を保有していそうなアプリが、マッチアラームが運営するマッチラウンジだった。審査制で月額課金単価も単月課金では1万円と高額。マッチラウンジ的なサービスを、東京カレンダーユーザーが欲しそうなのは想像に難くなかった。

いまさら感もあるデーティングアプリ市場での勝ち筋

とはいえ、デーティングアプリ市場は2017年3月時点では国内でレッドオーシャン化していると見える節もある。市場リーダーはPairsであり、サイバーエージェントのタップルが追い上げて2番手。老舗のOmiai、リクルートのゼクシィ恋活、イグニスのwithなどもある。

OmiaiとPairsが日本のデーティング市場を築き上げてきたといえるが、マーケットが拡大するにつれ、Pairsのようなメガデーティングアプリでは、自分が望まない相手からのアプローチも多く、疲れてしまうという声も聞く。

Pairsで1,000いいね!を獲得する女性も少ないくない。一瞬、1,000いいね!を獲得してホクホクしている子もいるだろうが、彼女たちはどうでもいい男からアプローチを受けても、嬉しくないどころか迷惑している。彼女たちのレベルに見合う男性からのアプローチが少なく、いいね!が来るわりには、良い相手がおらず、結果的に消耗してしまう。

デーティングアプリで恋人を探すという行為は20代半ばくらいまでは一般化してきており(まだ筆者の世代=32歳くらい、は抵抗がある人が少なくない)それゆえ、時間軸としてニッチな需要にピンポイントで応えるサービスが成立しやすいタイミングにあるといえる。

マッチラウンジではアッパー層をターゲットとすることは変更せずに、フューチャーの買収後、リニューアルを図る。

筆者は引き続き東京カレンダーWEBのプロデューサーも務めつつ、マッチラウンジも合わせた両サービスの相互集客およびシナジー構築に取り組む。よって本案件に関しては、PMIも担うにうことになる。

まずはリニューアルに向けて尽力するので、読者の皆さんには、東京カレンダーWEBとのシナジーを追求した、新生マッチラウンジを楽しみにお待ちいただきたい。

TheStartupによるフューチャーが買い手となるM&A仲介は3件目(非公開1件)で2015年8月のCodeCampに続く案件となった。TheStartupでは今後M&A仲介をやっていくので、読者のみなさまからの案件のご紹介をお待ちしております。



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