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たまに大きな変化を見つけられるので、定点観測は大事だなと感じますね。

【全体傾向】

・日経平均→18,307円（2016.11.1）→（2016.12.1）105%
・主要49社中マイナスは27社（注：12.1時点なのでDeNAショック前です）

＊記事内の〜億は記載なければ時価総額

【騰落率トップ３】

イグニス：165億→568億（344%）
メタップス：282億→397億（141%）
エボラブルアジア：261億→315億（121%）

イグニスは通期決算で売上55億で営業利益14億。ゲーム比率高いとはいえ、営業利益14億で時価総額165億は割安ということで、凄まじく株価上がりました。2017年通期予測は売上60億で営業利益は非開示。ゲームやVRなど新規は含まないと、含みをもたせた表現。

さすがに時価総額568億まで上がるのは上がりすぎかと思いますが、決算発表後の株価爆騰を受け、株価5,800円で発行されるTIPで12億調達。TSカバレッジを初めて、1ヶ月でここまで株価が上がったのは初めて見ました。さすがにもう直ぐ下がると思いますが。とはいえ、一時期の下方修正祭りを乗り越え、しかも無料アプリモデルからゲーム事業主力に切り替えてのグロースはお見事です。

メタップスもボラティリティ激しい銘柄。11月に主だったニュースは調べた限りはなかったのですが、11/25位から株価が伸びています。通期決算発表は10月でしたが、未だ赤字ですが売上は2倍の伸び。来期予測は売上180億営業利益7億の予想。M&Aをガンガン推し進めながらのグロースはすごい。IFRS適用でM&Aのれん定額償却を回避する動きもあります。

エボラブルアジアは11月に決算発表。売上40億営業利益6億の着地、来期予測は売上61億営業利益10億。来期への期待値から好感されたのではないかと。

【騰落率ワースト3】

コロプラ：1,873億→1,228億（66%）
クラウドワークス：171億→124億（73%）
セプテーニ：655億→485億（74%）

コロプラは前年比減益の決算発表と、2017年通期の減収減益（かなりの下げ幅）予想を受けての大幅ダウン。VRへ投資などとも書かれていますが、本業のヒットゲームのピークアウトが業績下降の主な要因。

クラウドワークスは新規事業発表もあり、ちと10月上がりすぎた気もします。2017年通期予想も赤字幅がさほど縮小されず、株式市場からの期待値が下がった。

セプテーニは通期業績はよかったのですが、成長性に陰りが出始めたと感じられます。一時期1,000億円まで時価総額いきましたが、さすがにそれは過大評価で、500億切ってくるくらいになると、少し割安になったかなくらいな印象です。代理店事業の利益率が高いのがすごい。

【マザーズ弱小銘柄】

さほど大きな動きないだろうということで今回は省略。
前回11月初旬で動きあったオウチーノですが、最大3０億くらいまで上がって、現在は26億で落ち着いています。

尚、前回監査法人が変わったオークファンは90億→100億と一旦戻しています。

【注目銘柄】

DeNA：WELQショックがどれほど株価に反映されるか。12.2時点では前日比マイナス6.6%。影響は限定的と本誌では判断。キュレーションへの期待値自体が株式市場では元々さほど大きくないと予想。それよりマリオがヒットするか否か

時価総額の月次推移が見たい方は下記へ。

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