スーパーサイヤ人国光、仙豆を飲んでネオ国光として復活か?

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本稿は2015年9月18日に行われたB Dash Camp@京都での「gumi復活のシナリオ」のゆるいレポートである。

スクリーンショット 2015-09-18 17.23.24国光さん、かなり痩せましたね。

Q:上場してからの沈黙期間、何をしていたか?

経営者は結果責任なので、シンプルに売上を反転させることを考えていた。個人的には痩せた。必要な会食以外は止めた。23時には寝て5時に起きて仕事して筋トレしてランニングしていた。見・て・ろ、と。

世界一を狙うのはなかなかしんどいようだ。AppleやGoogleと戦える会社を創らないといけない。gumiは今まで3回会社として死にかけたが、それをバネに急成長してきていた。上場後は、ブラウザゲームをマイネットに売却して、ネイティヴゲームに集中したという。

Q:会社の体制強化について

会社が大きくなると大企業病なやつが出てくるので、小さい組織を多く作るようにした。(スリム化もした)

Q:次の展開は?

新作のファイナルファンタジーをリリースし、いけると感じている。ゲームのポイントは世界中で売れるための仕組みを作ることが重要。各アプリ事業者は簡単に考えているようだが、ローカライズ難易度は高く、決して簡単ではない。App Storeに出せば売れるわけではない。

ゲームは寿命があるので、1本のヒットではなく、ヒットゲームを量産できる体制を作ることが重要。「打席数(資金力と開発体制)×打率(優秀な人材と良いIP)」を最大化させることが、ゲーム事業の経営である。この辺をやり切ることで、業績回復は見込めるだろう。

グローバルでゲームを「流通させる」という「流通」への意識が高いようだ。グローバルでの流通への意識が高いスタートアップは国内にはほぼないように思える。

Q:下方修正の要因として、海外の読みが甘かったのではないか

国内の体制をしっかり作り、国内で売るのが前提。その後、日本のゲームをグローバルに売る体制を作ることが大事。世界のゲームマーケットは、欧米、日本、東アジアの3つに分かれていて、それぞれ特徴が異なる。各エリアでランキングTop20には入れるが、Top10はなかなか難しい。各エリアでTop10に入るには、地産地消体制を作れるかが重要。

やるかやらないかだけ。意地でも勝ち切る強い意志があればいける。

海外展開に関しては「地産地消」を押し進めているようだ。

スーパーサイヤ人国光は、精神と時の部屋でゲーム会社が勝つ方程式=「打席数(資金力と開発体制)×打率(優秀な人材と良いIP)」を編み出し、その最適化を押し進めていたようだ。

本日時点でのgumiの時価総額は416億円。ファイナルファンタジーなどが当たれば、業績が伸び、株価の回復も期待できるだろう。

京都で朝ランニングをし、鴨を写真に撮ってupしていたスーパーサイヤ人国光。夜の二次会の無駄さを熱弁し、朝5時に起床する生活を推奨していた。ネオ国光氏がファイナルファンタジーを当てて「スーパーサイヤ人2」へと進化できるのか?スタートアップ業界が固唾を飲んで見守っている。



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