「競合どう思う?」「共に市場を創っていきたい」「は?Majiで言ってんのかYo!」

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様々なスタートアップを取材していると、その企業がブルーオーシャンで事業展開していることの方が少なく、何かしらの競合や激戦市場が存在し、そこで戦っているプレイヤーが少なからずいます。

空気の読めない僕は「競合の○社について、どう思いますか?」とストレートに聞くのですが、和を尊ぶジャパンにおいては「まだ黎明市場なんでね。共に市場を創っていきたいですね」という模範解答をドヤ顔でされることが少なからずあります。

黎明市場なんで、共に市場を創っていきたい。

これは心理としては一理あるんですが、何甘いこと言ってたんだYO!と僕はいつも思いますね。

スクリーンショット 2014-07-01 21.23.33今後、競合に関する質問をする際は「共に市場を創っていきたいとか、ヌルい台詞はNGでお願いします」と枕詞を添えて聞くことにします。

激戦市場においては競合との熾烈な争いがあって然るべきというか、事実熾烈な争いがあります。ユーザーがAというサービスを使えば、Bというサービスを使う確率や利用頻度は下がるはずで、「共に市場を創っていきたい」とか、なに悠長に余裕かましてるんだよと思います。

自社のビジネスを伸ばすことに必死になるのは当然ですが、それと同じくらい競合の同行に目を配ったり、敏感であり、競合を出し抜こうとする。そういったマインドセットが強いか否かで最後の勝敗は変わってくるのではないかと思います。

「共に市場を創っていきたい」は一理あるけど、綺麗ごとで。

本当は「競合は潰れればいい。この市場においてシェアを拡大したい。シェア拡大なら競合の買収も辞さない」くらいが健全なファイティングスピリットではないでしょうか。

取材時の綺麗ごとあるあるから、本音はどう思ってんだよというのを見透かすというか。少なくとも投資側の目で見ると、ぬるいこと言わずに、競合に対して血気盛んな方が勝負してくれそうな感じで良いと思います。

勝利のためなら、競合を潰すパワープレーも辞さない。とかはやめた方がいいと思いますが、『健全なファイティングスピリット』はあって然るべきですよ。みなさん、ぬるいこと言ってないで、競合を駆逐して市場シェアNo.1を目指してくださいね。

Gunosy木村さんも参加する、会員数280名突破のUmeki Salon
内容の参考:Gunosy木村氏の降臨、野村證券の近未来的なIPO時価格算定方法など

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