コピーライティングと編集のスキルがスタートアップにはもっと必要だと思う

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medium_6740181623今月からとある編集の講座に通い始めました。僕は書き手なわけですが、企画者でもあります。より良い企画を生み出すには編集力が必要なわけで、引き出しを増やす必要性を感じて講座に行ってみました。学び続けないと成長しないので。

課題をプレゼンする形式の講座なのですが、一部の方のクオリティが高すぎて唖然としました。ファッション雑誌の企画を考える課題だったのですが、ファッション雑誌大国ニッポンの雑誌編集者の編集力は世界的に見ても高水準にあるのではないかと思いました。絶対、あの人出版社の現役の人だよ…と思いましたね。

本稿の表題は「コピーライティングと編集」としましたが、この2つのスキルはスタートアップに大いに応用できます。というか、スタートアップの方々はこの2つのスキルが弱いケースが多いように見受けられます。

■何を言いたいかわからないプレゼンが多い⇒コピーライティング力不足

特にサーヴィスが未だない企画書段階の方に多いのですが、事業領域は理解できても、どうその課題を解決したいのか伝わらないケースが経験上多いです。これは僕の理解不足というよりかは、そもそも誰にでも平易な言葉で伝えるべきだと思いますので、プレゼンする側に問題があると思います。

僕は各種ピッチイベント、お茶やランチなどでおそらく年間100くらいの新規のビジネスプランを見る機会があるのですが、プレゼンを聞いても何をしたいのか頭に残らないケースや、もやもやするケースは非常に多いです。ズバリ言うと、言葉のセンスがある起業家ってあまり多くない。

スタートアップのサーヴィスをわかりやすく翻訳する仕事に需要はありそうですね。実は僕もコピーライティングは苦手でございます…。コピー1本で数十万円取れる仕事は少し憧れますね…

■編集力は、アライアンスなどのプロモーションで威力を発揮する

編集力とは言い換えると、「何かと何かを結びつけて成果物を出す」力。カッコつけていうと、マッシュアップというのでしょう。このスキルはサーヴィスを立ち上げた後、認知を拡げていく段階で効いてきます。他社とコラボレートして企画を作って共同でプロモーションを掛けていくとか。

実はこのスキルは僕のようなプランニング兼コンサルティングを手掛ける人間にとっては必須スキルと言えるでしょう。広く浅く様々な企業と付き合っているため、1社にどっぷりの方よりも広く情報を持っています。その情報をどう料理して結びつけるかに付加価値があります。他社の類似事例をクライアントにカスタマイズして提供するのも価値ですが、アライアンスを促進する力は重要だと思う。

スタートアップにおいてアライアンス専業で担当を置くことは稀かと思いますが、プランナー兼アライアンス担当を社外からアドバイザーとして招聘するのはありかと思います。

■僕が考える編集力を上げるために必要なこと

①:情報のソーシング力(広く多くの情報に触れ、引き出し増やす)
②:スキーム構築力
③:焦点を絞って深堀りする力

こんな思考を繰り返すとこですかね。②はある程度類型化できますね。③は絞りまくって深堀りしまくると、新しい景色が見えることがあります。

ということでしばらくこれらのスキルをインプットして高めていきます。その先には新たなThe Startupの景色が拡がることでしょう。

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