iPad受付システムのRECEPTIONISTのグロース施策をマーケターたちが考える

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マーケサロンでのイベントレポートです。先日、iPad受付システムのRECEPTIONISTを提供するディライテッド株式会社の橋本CEOとマーケティング担当の益田氏をゲストに、RECEPTIONISTのグロース施策を考えるというイベントを実施しました。

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こんな感じの様子です。

受付って企業によっては未だに相当アナログで、不便さを感じることもありますよね。

しかしながら、表立って「不便だ!変えよう!」というほどでもないのと、訪問先に対して「御社の受付って不便ですよね…もうちょっとなんとかなりませんかね」とは言いづらいものでもあります。

受付に来たお客様を内線電話で担当部署の人に案内するのも、無駄な工数がかかっています。チャットツールなどが普及している中で、受付から内線電話で来客をつなぐというのは、時代遅れでは…

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こちらが橋本CEO。10年以上に及ぶ受付嬢の経験を元に、細やかなプロダクトを設計されています。

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こちらがマーケ担当の益田氏。なかなかやり手のマーケターらしいです。

大抵のオンラインマーケティングはすでに実践しており、一定の成果を出しているので、それ以外のマーケティング施策のアイディアがあると嬉しいとのことで、マーケターたちが4チームに分かれて、グループディスカッションをし、そこから施策の提案をしました。

ですが、比較的どこのチームのアイディアも「既に考えたことがある」とか「実はそれは仕込んでいる」というのものも多く、フラッシュアイディアで価値を出すことの難しさを、実感しました。

個人的には、このサービスは「受付嬢のタスクを軽減するサービス」ということで、受付嬢や導入検討部署になる総務の人たちで話題になると良いなと感じ、既に運営されているオウンドメディアのビジネスチャットマスターの中に、美人受付嬢を紹介する連載を作り、そこで男性読者も惹きつけつつ、受付嬢の読者が増えると、RECEPTIONISTの認知が上がるかなと思いました。

受付コードのメールにはRECEPTIONISTという文字が入っていますが、見せていただいたもののあまり目立っていなかったり、そもそも目立ちすぎると問題という難点がありそうです。

あと「受付 システム」などで検索結果上位に来たりしていますが、検索クエリが少ないため、需要顕在層にはリーチできるものの、需要潜在層にはリーチしにくいと言えます。

インプレッションを上げて認知を高めるために、やや面白い動画を作って、YouTubeやタクシー広告に流すのはアリかもしれません。

下記のようなサービスチュートリアル動画はサービスページの下部に設置されています。

それとは別の「受付の不便さ」を訴えた、過剰な動画とかがあると、潜在層に対しても「あまり意識してなかったけど、たしかに不便だ…!」とか思われそうで、良いかもしれないなと思いました。

個人的にはもう少し良いアイディアを出せるのではないかなと思いましたが、甘くありませんでした。

iPad受付は需要が顕在化し切っておらず、とはいえアナログな受付は実際に不便なので、啓蒙活動が必要そうです。同様に、SaaS系サービスで需要が顕在化していないので、啓蒙活動が必要というフェーズにあるサービスは少なくないのではと感じました。

SaaS系スタートアップの方々、どのような啓蒙活動をされていましたか?

地道にオフラインでのイベントでターゲットにリーチしていくとかも必要かもしれませんね。

ご意見のある方、twitterなどでぜひアイディアをください。良いアイディアを拾えたら、そのツイートを記事内に埋め込んで紹介したいと思います。

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以上です。

本稿はマーケサロンのタイアップ企業である視聴質データのTVISION INSIGHTSの提供でお届けしています。前回の記事から、お問い合わせがあったようです。

11月までの期間限定サロンで、折り返し地点に来ましたが、9末以降もイベントを実施していきます。料金は月額制ですので、ご興味ある方は是非。新規会員はまだ受け付けています。

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