インフルエンサー・マーケティングは儲かるのか?マージン、抜きやすいよね

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B Dash Camp2016札幌のレポートです。9回目の開催なんですね。私が参加するのは多分5回目。開始前から札幌で鮨とラーメンをすでに堪能しております(何をしに来たんだ)。

インフルエンサーマーケティングのセッションのご紹介。はっきり言って、セッション自体はあまりピリッとしませんでしたね。個人的には関心の高いテーマだったんですが。

☆パネラー
細川 潤 3ミニッツ
中尾充宏 UUUM
田中慎也 BIJIN&CO
☆モデレーター
菅原健一 スマートニュース
(敬称略)

weak

インスタ、YouTubeが主戦場

3ミニッツの説明は本誌の読者にはもう必要ないでしょう。割愛します。

UUUMのユーチューバーの動画閲覧者は8割が男性で、女性が少ないのが課題だと言っていました。女性はYouTubeよりインス見ますよね。ユーチュバーの動画って子供向けかおっさん向けで、20代女性が「このユーチューバー好きで購読してる」という話は聞いたことがありません。

BIJIN&Co.は元々、美人時計の会社ですが、現在はクラウドキャスティングというサービスを展開しています。価格設定が絶妙で、1マッチング1万円か、グロス金額の15%。モデル事務所に依頼するよりは、やはり安いんですよね。後述しますが、15%手数料でやるとのいうのは紳士だなと個人的には思います。インフルエンサー・マーケティング最大の旨味は、ブラックボックス化されたマージン率だと思うので。

しかし、インスタ強い3ミニッツ、YouTube強いUUUMと異なり、SNSでの影響力はBIJIN&Co.のモデルにはないと思うんですよね。公開されているモデルを見ても、twitterフォロワー3,000人以上でマーク付いているくらいなので。モデルのキャスティングをコストダウンしただけだよなと。

インフルエンサーが登壇してお話しされていましたが、スマホでカンペ見ながら喋ってましたね…。ちなみに、モデルは業界一般として、あくまで静止画商材であり、トークは厳しいと聞いたこともあります。

なぜ企業は広告ではなく、インフルエンサーを使うか?

という質問が最後にありました。TVCMを打ちまくるナショナルクライアントもあるが、逆にTVCMに出さずにネットだけでブランディングする場合も出てきていると。それはターゲットユーザーがTVを見ておらず、より接触時間の長いインスタを見ているから、インスタに出稿する。インスタのFB広告ではなく、インスタのインフルエンサーに出稿する、という流れができているようです。

ユーザーのいないところに広告出してもしょうがないですから、TVの広告効果が悪くなるにつれ、インスタなどにどんどんシフトしていきますよね。

個人的に、インスタやYouTubeではインフルエンサーマーケティングが成立していて、twitterやFacebookではなぜ成立しなかったのか気になりますね。twitterでは「つあど」ってやつありましたよね。すぐ消えたけど。

梅木の見解:C相手だからマージンを従来より確保できる

セッション名は「インフルエンサー・マーケティングは儲ける方法教えます」だったのですが、セッション内でその話はあまりなかったような。聞き逃しましたかね。それでは私が考える「事業者はインフルエンサー・マーケティングで儲かるのか?」を考えてみます。

要はインフルエンサーを束ねる代理店業ですから、「儲かるか否か」は≒「マージンをいくら抜けるか」な話だと思います。

それでいうと代理店は従来はTVやインターネットメディアを扱っていたわけで、それはB2Bになるわけで、意思決定権はメディア側にあることがほとんど。マージンはせいぜい20-30%しか抜けない。マージンを抜こうとすると、他代理店に負ける。

インフルエンサーというとCの集合体なわけで、Cからすると勝手に仕事を取ってきてくれる代理店が、仮に50%マージンを抜いても、仕事になるならそれでいいということで、それで受注する。価格決定権(厳密にいうとマージン決定権)が代理店側にある点だ、最大の違いかと。

代理店として売る商材がCなので、Cをマネジメントする工数が〜とかそういうことをキャスティング会社は主張しますが、Bメディアのマネジメントだって大変ですからね。大変さの種類が違うだけです。あとはBであれば金になることは喜んでやるけど、Cはこだわりが強くて「そんなことやりたくない」とかよくいいそうですよね。金だけで動かない分、ビジネス的には少し厄介です。

全体感としてはマスからインフルエンサーに広告費がシフトしていく流れ自体はあると思うので、スタートアップがそこでグロースするチャンスは全然あると思います。ただ、キャスティングだけだと参入障壁が低いので、メディアやコマース(3ミニッツがやってることですね)で付加価値をつけて、早めに差別化できたところが勝率を高めていっている印象です。

ちなみに、美人時計って当初は美人だった気がしますが、自分の身近な知り合いですら出るようになってしまい「全然美人じゃない、普通時計やん!」と4-5年前くらいに雑談ネタにしていたことを思い出しました。美人て数限定されているし、出たがらない美人も多いですからね。むしろトップクラスほど女優とかじゃない限りは出たがらないのではないか。

ちなみに夜のB Dash Campには100人くらいBIJIN&Co.からクラブに派遣されてくるということで、痒いところにまで手が届いていて、すごいなと感じました。経営者に群がるインフルエンサー、港区女子的香りが…。



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