スタートアップが押さえるべき人材採用手法とソーシャルリクルーティングの新常識「SOCRUIT.ME」

Pocket

スタートアップには課題が山積みだが、その中でもトップクラスの課題といえるのがリクルーティングであろう。「Aクラスの人材はAクラスを採用し、Bクラスの人材はCクラスを採用する」という話もあるほど、人数の少ないスタートアップの初期にJoinする人材の質は重要で、妥協は禁物である。ゆえになかなかいい人材を採用できないというスタートアップは多いのではないだろうか。

そこで筆者自身の体験もしくは他者から聞いた話を元にした、スタートアップのリクルーティング手法を本稿で紹介する。私は昔所属した会社で2ヶ月間で3名をプライベートの繋がりから採用に結びつけた経験がある。

王道の知人の紹介やイベントでのナンパ

実際のスタートアップでこれまでで最も効果的だったのは旧来ながらのこの手法であろう。実際に私が採用に繋げた3名のうち、1名は元々の知り合い、1名はベンチャー系イベントでのナンパ、1名はFacebookでの逆ナン(!)であった。ただ、この人力的なpush型の手法では当たれる上限数も限られており、この手法で賄えるのは10名程度までのフェーズであることが多いように思える。それ以降は人材紹介会社やFind Jobなどの採用サイト経由の比率が上がってくるのではないだろうか。

案外、Wish Scopeから採用できたという話を聞く

最近、ちらほら話を聞くのがWish Scopeから採用できているという話だ。クラシファイド分野に分類されるであろうWish Scopeだが、ひそかにリクルーティング系に強いのではないかという噂がある。インターン採用や、短期プロジェクトのデザイナー、エンジニアの募集をしばしば見かけ、それに対するリアクションがけっこうあるようにみえる。

DeNAやGREEの内定者の過半数を輩出するGoodfind

今の社会人4年目以下のベンチャー志望だった人々界隈では一定の認知を誇る「GoodfInd」という就職活動サイトがある。このサイトは主に上位校の学生をターゲットに、次代を創るビジネスリーダー/アントレプレナーのキャリアサイトと謳い、ベンチャー業界の識者を集めた有意義なセミナーを展開している。

Goodfindを運営するスローガンの話によると、2013年入社の代のDeNAやGREEの内定者の半分以上はGoodfindユーザーであるというほど、ベンチャー業界での市場浸透率は高い。私は実はGoodfindの第一期ユーザーであるが、OBにはDeNAやGREEやCAという大手ベンチャーで活躍するものもいれば、スタートアップの第一線で活躍している者もいる。

スタートアップ業界で一定の認知度がある実際にGoodfindマフィアには個性豊かなこういう人材がいる。業界に詳しい方であれば下記の名前を聞いたことがある確率は高いであろう。

・Raisehand:山崎翔平氏
・インキュベイトファンド:木下慶彦氏
・テラモーターズ:林信吾氏
・トライバルメディアハウス / Don’t be lame:西村顕一氏
・Creatty:長谷部良輔氏

私がイベント経由で採用したイベントとは、このGoodfindのアルムナイイベントのことである。Goodfindユーザーはスローガン代表の伊藤氏よりベンチャー魂を叩き込まれているため、ベンチャー志向が強く、スタートアップとの相性は良いはずである。 Goodfindマフィアを辿れば、スタートアップに適した人材を採用できる可能性は高まるであろう。

ソーシャルリクルーティングの新常識「SOCRUIT.ME」

Goodfindを運営するスローガンが満を持してソーシャルリクルーティングサービス「SOCRUIT.ME」 をリリースした。企業の採用ページ貼るブログパーツのようなFacebookアプリだ。自分とその企業に勤めるFacebookフレンドおよび、フレンドのフレンドまでの関係が可視化される。その企業に興味を持てば、フォローしてその企業の採用情報をSOCRUIT.ME上で入手することができる。知人経由での紹介の機会を増やすツールである。

企業側は、応募はしてこないが『自社に興味を持っている潜在的な候補者』を可視化し、欲しい人材に自分からアプローチすることができる。従来は説明会などの「イベント応募」と「選考への応募」で採用人材のプール確保してきた。SOCRUIT.MEの利用で「興味がある」段階の候補者を可視化して個別にアプローチでき、場合によっては事前に知り合いからレファレンスを取り、マッチングの可能性を探ることもできる。

 興味⇒採用イベント(ランチなどの軽い接触)へ誘導⇒採用応募という流れを、「知り合いを介した情報を持った上で」行うことができる点がSOCRUIT.MEの強みであり、良い人材を採用したいながらも採用の工数を減らしたいスタートアップにとっては有難いツールとなるであろう。
10名以下のスタートアップであれば無料で使えるベーシックプランがあり、使わない手はないであろう。スタートアップ必須のリクルーティングツールになる日も遠くないだろう。

実際、ウィルゲートクラウドワークスなどの感度の高いベンチャーやスタートアップは既にSOCRUIT.MEを導入しているようだ。 

スタートアップ・リクルーティング『新三種の神器』

上記で紹介した「Wish Scope」「Goodfindマフィア」そして「SOCRUIT.ME」が良質なスタートアップ人材を獲得する新三種の神器といえるかもしれない。一番最初のメンバーは知人同士やtwitter募集が強いことは認めるが、それ以降のフェーズでスケールしたい際には、人材紹介会社や求人サイトに頼るのではなくこれらの手法を押さえておきたい。

スタートアップの人材採用が難しいことは私も身を持って実感してきた。スタートアップでは1人の力が会社に大きな影響を与える。「スタートアップ特性のある人材 」を妥協せずに獲得する努力をすべきであろう。



Pocket

コメントを投稿する

「スタートアップが押さえるべき人材採用手法とソーシャルリクルーティングの新常識「SOCRUIT.ME」」に対してのコメントをどうぞ!