情報収集への貪欲さが、転職成功への鍵？

Umeki Salonももう5年半運営しているのですが、口コミでの入会者が非常に多いです。その中でもおそらく、キープレイヤーズ高野さんからの口コミが最も多く、大変感謝しております。

なぜ高野さんにそんなにUmeki Salonをご紹介いただけるのか？

その理由をお伺いしてみました。

サロンに入るか？で、転職希望者の情報感度を見極めている

梅木：数多くの方にUmeki Salonをご紹介いただいているようですが、なぜなのでしょうか？

高野：仕事柄、スタートアップ企業に転職したいという方とお会いする機会が多いです。インターネット業界の方もいれば、他業界の方もいます。TechCruchやTheBridgeを（軽く）読んでいる方が多いのですが、より詳しい情報を知りたいという意欲がありそうな方に、Umeki Salonを勧めています。

梅木：自分で言うのもアレですが、サロンの情報は初心者にはややマニアックな気がします。インターネット業界外の方には、すぐには理解が難しいかもしれません。初心者向けに発信しているわけでもありませんし。

高野：転職面談時にUmeki Salonをお勧めして、入会するかしないかというのは人物を見る一つの指標としています。少額でも課金して情報を得て、学習しようとする姿勢がある方の方が、転職も成功しやすいと考えています。

入会した方によっては、かなり過去ログを読み漁って、不明点を私に質問してくる方もいらっしゃいます。そういう方は学習能力が高く、転職後の成功をイメージしやすいかもしれません。

梅木：なるほど。Umeki Salonの勧めが、そんなリトマス試験紙になっているとは（笑）。学習への投資ができる人なのか否か。その具体例の一つに、Umeki Salonがあるということですね。

高野：そうですね。4,000円くらいすぐ払って、学習する意欲があるか。微妙だと思えばすぐ辞めれば良いじゃないですか。そういう判断のセンスと、転職の意思決定センスは、それなりに関係すると思います。

梅木：一方で高野さんの無料での情報収集源でお勧めはございますでしょうか？

高野：Facebookをかなり見ていますね。木村新司さん、國光さん、けんすうさん、サイブリッジの水口さんあたりのフィードをよく見ています。twitterだとやなてぃさんが面白いですね。

知らない人もいるかもしれませんが、Facebookのニュースフィードにはお気に入り機能？があり、お気に入りした人のニュースフィードはアルゴリズム的に優先されて出てきます。ゆえに、私のニュースフィードは毎日田端さんが上位表示されてきます。

無料での情報収集力もかなりセンスが分かれるところであり、個人的にはtwitterで何百人もフォローしてる人とか、「お世話になっておりますフォロー」で、情報収集の効果がない気がします。リストや情報収集用アカウントを使っていれば別ですが。

人事向けや転職希望者向けのサロンにニーズはあるか？

梅木：高野さんはタイムバンクもやっていらっしゃったり、新しいものへの感度が高い印象がありますが、高野さんご自身がサロンを開設するというお考えはないのでしょうか？

高野：何度も考えたことはありますね。一つは人事向けのサロン。人事の方はジョブローテーションも多く、毎年新人の方が入ってきます。そこで個別ではなく、サロンのような場で集合知として、私が知りうる限りの人事のノウハウなどをご提供できればなと。

もう一つは転職希望者向けです。こちらも同様に、個別にお伝えする以外の情報のお伝えの仕方があるのではないかと考えております。

たしかに、転職エージェントは似たような質問を転職希望者から日々されているかと思います。FAQとして、サロンのようなクローズドな場での情報共有は合っているかもしれません。

スタートアップ転職で、このポジションなら年収レンジいくらとか、そういうった情報を整理してアップデートし、それを転職希望者が事前に読んでくることで、面談の質が上がる気がします。

サロンというのはオーナーによって十人十色で、課金してタダ働きさせてるブラック企業のような箕輪編集室というものもあります。一見ブラック企業なのですが、栽培マン達が喜んで労働しているので、傍目に見て「労働の対価とは何か」を非常に考えさせられます。

高野さんがサロンをやられれば、顔が広いので需要があると思いますし、本業の人材紹介業でのコミュニケーションコストを下げる役割を担えると思います。本当に開設されるのか？高野さんファンは圧力をかけて楽しみに待ちましょう。タイムバンクより全然良いと思うんですけどねw スケーラブルなモデルですし。