4月からはあちゅう氏と3ヶ月限定でコラボサロン「スパルタWEB編集塾」を開講します。最近はnoteに力を入れていましたが、こうしたコラボサロンも今後は需要がありそうだということで、僕から誘ってみました。実は僕らは大学の同級生で、僕は留年、彼女は留学で休学?していて、入学年度も卒業年度も一緒なのです。
志望者というよりかは現役の編集者ライターにお越しいただきたいのですが、募集ページもご覧いただくとして、募集ページには載せきれなかったこのサロンを創った僕の思考背景をここでご紹介します。
東カレWEBで本当に編集者が採用できなくて困っていた
第一の理由はこれです。
ご存知の通り、僕は東カレWEBのプロデューサーなのですが、プロデューサー自らがいつまでもコンテンツの細部を編集していて良いはずもなく。しかし、編集者を採用しようとしても採用できない。厳密に言うと、自分が求めているような要件を満たす編集者が採用できなかったんです。
特にWEBメディアにおいて卓越した編集者というのはまだまだ少ないと思っています。僕自身も一人の編集者として、まだまだだなと思いつつ、TheStartupやnote、サロンはプレイヤーとしてコンテンツを出していますが、東カレWEBのオリジナルコンテンツ、あれはほとんどが梅木担当編集によるもので、「編集者」としてアウトプットする量も増えてきています。
お前、編集者として教えられるレベルなのか?とか言い出す人もいそうですが、「教える側は教えられる側の3倍知っている必要がある」という説もあり、実は教える側が最大の学びの機会です。そこに教えて欲しいという人がいる限り、人は教える側に回って良いのだと思います。
オンライン「塾」という形式をとった理由
実は僕は割と根が真面目な人間です。大学の授業はつまらなくて全然行かなくて、ゼミの教授と喧嘩してゼミをクビになりました。教授が展開する「ただの輪読形式」のゼミは僕の理想とはかけ離れており、改革を試みたらクビになりましたw
大学時代は宣伝会議の編集者ライター養成講座、アカデミーヒルズのイノベーション戦略講座というのを受講していたり、3年前には記事にも書きましたスパルタ編集塾という講座にも通いました。
形態は様々でしたが、「グループ学習」には昔から興味がありました。上記3つの例で述べると、イノベーション講座はゼミでグループワークが主体の形式で、ほとんどが社会人の中で学生の特待生枠(学費安くなるやつ)があってそこに入れてもらいました。社会人とグループワークするわけですが、僕は当時生意気ながらにほとんど何もできなかったのでw 結果的にはとても勉強になりました。ああ、社会人ってこうやって仕事進めるんだなと。
スパルタ編集塾はとにかく課題が辛かった。募集ページにも貼りましたが、この記事を読んで体感してください。
・どんな仕事でも編集力ないとヤヴァイとB&B菅付スパルタ塾を受けて地獄を見て感じた件
スパルタ塾も第四期を募集しているんじゃないかな。スパルタWEB編集塾とどちらを選ぶか、競合になりますねw どちらも受講する人が出てきてほしいけど。
この3つの中で宣伝会議の講座が最も満足度が低く、今回のオンラインWEB編集塾は僕の中では宣伝会議の編集者ライター養成講座のディスラプトを狙ったモデルです。次の項で詳しく述べましょう。
マーケット・ディスラプターでありたい。
宣伝会議の編集者養成講座でいうと、過去に受講した内容からカリキュラム上は構造が変化しているようには見えませんでした。WEB時代に旧来的な座学中心スタイルで120名を一斉に講義して少し課題出させて。という形式は、事業者側が既得権益構造に乗っ取ったルーティーンなだけだと思う。要は事業者側が楽で利益を確保しやすいだけなモデルであり、そこにユーザー・ファーストな視点はない。
今回の僕らのスパルタWEB編集塾は「梅木雄平とはあちゅうがあなたの家庭教師になる」という点も重要なコンセプトだ。一人一人のスレをサロンのFBグループ内で立てて、そこに受講者へのフィードバックをガンガン書き込んでいく。微妙な課題やコメントに対しては容赦なく斬る。クオリティに達さない人は1ヶ月で辞めてもらう。そこまでやることによって、我々の本気さを伝えていきたい。
実際、一人でも良いWEB編集者が育ってくれて、自分を脅かしてくれれば、刺激的で楽しい。宣伝会議のような講義型では、脱落者も多くて、育つものも育たないと思っています。
他にも「有料noteマガジンを4人で制作せよ」というグループワークもあり、グループ学習の効果を最大化させたいと思っている。サロンでFacebookグループ内で他の受講者へのフィードバックも丸裸だ。本当にゼミのような感じ。
そして今回は「月額2万円」というサロン市場最高額を設定している。今まではサロン市場では「月額1万円」が限度。サロンという枠を飛び越え「塾」というスタイルで我々のオーガナイザーの負担も大きく、募集人数も50名に限定して本物の塾感を出すために、今までのサロンで最高値を設定。
しかし、それでも安い気がしている。うちは3ヶ月で6万円。課題6回、家庭教師的フィードバック、グループワーク付き。宣伝会議の講座は座学中心で40回16万円。明らかに講師陣の時間工数に対する利益率は後者が高いだろう。しかし、受講者としての経験をもとに話すと、宣伝会議は自分の中ではあまり役に立っていない。
だからこそ、自分が理想とする形式を今回のサロンに詰め込んで、短期間で実験してみたいというのが、僕の想いだ。
はあちゅうと梅木雄平にどんなシナジーがあるのか?
ざっくりとした構想が自分の中であって、自分一人で運営するよりも、誰かとやったほうがレバレッジが効きそうだと思いました。そこで、はあちゅう氏に声をかけることにしました。
自分の編集ノウハウも少しは溜まってきたのですが、はあちゅう氏はSNSのスーパースターですから、僕が持たないノウハウを多く持っているはず。最悪、サロンが失敗しても、彼女のノウハウを僕が吸収できるだけで、得るものはありそうだと。それは、お茶をしながら教え合うより、具体的なケースを元に議論しあうほうが、身になるだろうと感じたのです。
はあちゅうは一見優しそうに見えますし、ちゅうつねカレッジやちゅうもえサロンでは実際に優しいのでしょうが、実はドSな側面があるはずで、あくまで仕事上ではドSな僕との「ドSシナジー」により、受講者には短期間でWEB編集の知見を身につけていただきたいと思っています。リアルに詰められすぎて泣く人とかいそう。
スパルタWEB編集塾の受講者は、我々のお客さんではありません。共に明日のWEBメディア業界で共同戦線を張れる仲間を募集しているのです。その仲間となる候補者たちに、我々の知見をシェアし、より良いWEBメディアがたくさん生まれるためのきっかけになればいいなと思っています。
以上。気合い入れすぎて少し長くなってしまいましたが。現役の編集者ライターや志望者の皆さん、お待ちしております!タイプしてたら死亡者って出てきたけど、一度くらい我々に死亡させられるくらい、圧を掛けられるとその後の成長角度が上がると思いますよ。
こちらからどうぞ。スパルタWEB編集塾