スタートアップ界隈でレッドオーシャン化しつつあるmeet up市場に、2/15にCoffeeMeetingがβ版をローンチし、参入した。
いざやってみると、かなり凝った作りになっており、ユーザーとして純粋に楽しめそうなので、本稿で紹介する。
■「暇な時間」を半突発的なmeet upに充てることができる。
世の中には暇な人がかなり多い。「暇つぶし系サービス」のニーズに注目している人は多く、暇つぶしの最たる例がソーシャルゲームであろう。meet upでも暇つぶし系のものを目論んだものをいくつか見たことはあるが、決定打に至っているものはまだ見かけない。
CoffeeMeetingはその日にmeetingを登録して募集してもいいし、1週間先の暇な時間を登録してもいいだろう。 直前登録による突発オフと、事前に予定された暇な時間の比率は感覚的に2:8くらいで落ち着く気はするが、突発的に登録したmeetingに申請が来たら、嬉しいユーザー体験となるであろう。
CoffeeMeetingは本日でローンチ3日目くらいであるはずだが、サイトやソーシャル上を見ると、まずまずの立ち上がりではないかと思われる。
■ソーシャルランチとの比較によるポジショニング
既存meet up系サービスであるソーシャルランチと比較するとわかりやすいであろう。こういった図になる。
ソーシャルランチではペアを組んで、提案されたペアに興味を持てば申請するという人ありきのmeet upに対し、CoffeMeetingではまず時間と場所をしていするところから始まり、それに興味を持った人がMeetingを申請してくるという流れとなる。人軸と時間&場所軸という最初の制約条件が異なるため、同じmeet upではあるが、全く競合しないサービスであるといえるであろう。
またCoffeMeetingでは(おそらく基本的には)1 on 1のため、2 on 2のソーシャルランチより、調整の手間がかからず、マッチングに至りやすいであろう。現に私にも既に3件ほど(全員男性だが)meeting申請が来ている。
■CoffeMeeting独自の2つの面白い機能
1つ目はタグ機能だ。「話したいネタ」をタグとしてプロフィール登録し、タグ検索によって、meeting申請相手を選ぶことができる。この点はテイストグラフの生成に寄与する点といえ、ただの暇つぶしに人と話すのではなく、話したいネタが合致する人とのmeetingが成立する。meet upに対する不安要素である「初対面で会話が盛り上がるのか?」というリスクも軽減できる、良い機能である。
タグに関しては導入するサービスも少なくないが、センターピンと成り得るほどタグの存在が重要であるサービスはさほどない印象があるが、CoffeMeetingに関してはタグがセンターピンであるといえるのではないだろうか。
2つ目は「いつかお茶したい」機能だ。CoffeMeeting上では複数のmeeting予定を閲覧できるが、気になる人がmeetingを募集していても、日時が合わずに申請できない、ということは少なくないであろう。別の日時であれば申請を出したい程度には気になる相手、ということだ。
時間&場所ありきのサービスといえるCoffeMeetingではあるが、補完的な機能として人軸でのmeeting成立に寄与すると思われるのがこの機能だ。私は現在9人から「いつかお茶したい」を押されている(残念ながら全員男性)。
相手に興味があるということを絶妙な感覚で通知する、優れた機能であり、この機能が成約数というKPIに寄与することは間違いないだろう。(ただ、こういった人々をtwitterやFBで一本釣りすることもできる。)
■ということで、私も募集してますよ!
私はこんな感じでやってます。 私は毎週水曜の17:30-20:30に銀座丸の内周辺で暇していることが多いので、その時間&場所で募集をかける機会が今後もあると思います。私のmeetingはこんな感じ。
twitter経由でのmeet upなどが好きな人にはCoffeMeetingは向いているサービスといえるでしょう。そういった1 on 1でのmeet up耐性が強い人はボリューム的にはさほど多くはないので、「大流行する」とまではいえませんが、今後一部のヘビーユーザーにけっこう使われるサービスになりそうです。
皆さんもやってみてはいかがでしょう?僕は期待を上回る楽しさでした。
Let’s CoffeeMeeting ♬