ベビーシッターサービス「キッズライン」普及の鍵は、ポップな世界観形成か

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サロンメンバー限定イベントUMEKIカレッジの二回目を先日実施。ゲストにベビーシッターサービス「キッズライン」を運営する、カラーズCEO経沢香安子氏にお越しいただき、キッズラインのマーケティング施策を激論するという(参加者にとっては)ドMなイベントを実施しました。

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貴重なツーショットですね。

せっかくなので私からの雑感を。

キッズライン自体は知っていましたが、プロダクトとしては「C2Cで安い」
くらいしかよくわかっていませんでした。実際の訴求ポイントもそこのようですが。

☆知らなかったことの現状整理

・低価格により、既存のベビーシッターサービスからの乗り換えよりも、今までベビシッターサービスを利用したことがないユーザーの利用が多かった

・「依頼者」よりも「シッター」確保の難易度が高そうだった

保育関連市場は国内では約5,700億と、ゲームの市場規模並みに大きいということはIVSのプレゼンで聞いていたので、「今まで利用していなかったユーザー層」を取り込んでいることに、興味を覚えました。ゲームでいうと、コンソールゲームが主流だったところに、スマホでカジュアルゲームをやる層が出てきたという話と似ています。デバイスやプラットフォームが変わると、参加するユーザーが変わり、市場が拡大することもある。

20160218-IMG_5364経沢さんのプレゼンから質疑応答、いつものグループディスカッションからも多様な施策が飛び交いました。キッズラインの最大のテーマは、いかに保育に関係ない人でも、興味を持たせるか。ではないかと、私は感じました。

何を隠そう、私自身が独身貴族ですし、実はあまり子供が欲しい願望もありません(いらないわけではなく、どちらでも良い派です)。私のような、ベビーシッターサービスから最も遠いような人間にでも、興味を持たれれば、日本にベビーシッターの文化が定着するはずです。

ベビーシッターや家の掃除などの家事をアウトソーシングすることが、若干後ろめたいことであるかのような風潮があります。私は家事はベアーズにアウトソーシングしていますが、隔週2時間清掃で月間1.5万円ほど。4-5時間の部屋掃除で消耗している暇があれば、2記事くらい書いていたいです。それでも、たまに気分転換を兼ねて自分で掃除することはありますけどね。

待機児童問題が云々というのは、私のような子育てから程遠い人には全く響かない言葉で、中国語にしか見えなかったりします。それより、ポップにベビーシッターサービスの活用が進むことで、女性が働きやすい社会が形成され、国力が上がりますよね。っていうストーリーを、おっさんにそそる感じで伝えていけるのが良いのではないかなと思いました。

20160218-IMG_5324身近に子育てしている人がいれば実感が湧くんですがね。私の「身近で子育てしてる人」など、高知のイケダさんくらいしか思い浮かびませんw 子育て中の人や出産祝いにキッズラインのベビーシッターサービスのクーポンとかを送る文化になるのは良いのではと。出産祝いを選ぶのって大変ですし。

自分から最も遠い分野だったので、あえて経沢さんをお呼びしてイベントを実施したのですが、私が提案した「キッズライン内閣組成」による、アンバサダーマーケティングが機能するか(そもそも実行されるのか)に注目しております。

ここで、経沢さんよりご感想とご連絡です。

今回、梅木サロンにてディスカッションいただき、男性からの目線のアドバイスは大変勉強になりました。日本にベビーシッターを文化にするとき、新しい育児支援インフラを作り上げようとするとき、また、カラーズ社を一段ステージアップさせるとき、男性の協力、男性リーダーの存在が必要だと強く感じるきっかけにもなりました。

前職でも組織拡大をするときに、男性マネジメント層の存在は不可欠でした。現在私たちの開発チームは男性リーダーを中心にスピードアップできています。ですので、ここで事業開発や組織マネジメントを担ってくれる男性幹部を募集したいと思います。

現在カラーズは男性はエンジニア4名、女性は6名で、他アルバイトやインターンなどよいチームワークで進んできましたが、男性目線のシャープな運営と力強い組織拡大で、一気に新しい育児支援インフラを構築していきたいと思います。
いつでも子どもをうみ育てやすい社会の実現に強く共感してくださる方のご応募お待ちしています。

応募先:応募フォームか、経沢氏Facebook

ということで「男性幹部」を募集したいとのことです。Cクラス求人ですね。本誌の読者にはCクラス相当な男性が多そうですし、ご興味ある方は門を叩いてみてください。



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